浅草のあじさい祭
東京の11月には酉の市が欠かせないものですが、その舞台の一つに浅草の長國寺があります。長國寺は浅草酉の市発祥の寺と言われ、隣の鷲神社と共に、酉の市の際には大変な賑わいを見せることで知られている場所です。この長國寺では夏にも毎年欠かせないお祭りを開催しています。その名も「いきいきあじさい祭」。毎年6月中旬に開催されていますが、2024年は6月15、16日の二日間での開催となっています。それではあじさいがたくさん並ぶ、このお祭りの様子を見ていってみましょう!


100種が並ぶあじさい図鑑
長國寺へとやってきました。境内入口には「あじさいまつり」と書かれた提灯が掲げられ、お祭りの雰囲気が上がりますね。

社殿へとのびる参道には、早速たくさんのあじさいが並んでいますよ!

青に、ピンクに、白に、色とりどりのあじさいが横一列に揃うあじさい祭。見応えがあります!

ですがこれだけで終わらないのが、いきいきあじさい祭。なんと100種のあじさいを集めた、「あじさい図鑑」という展示をしているんです。一度に100種ものあじさいを見る機会はなかなかないと思いますので、これは必見!

美しいあじさいがこれでもかと並びます。

お気に入りの品種をぜひ見つけて帰りたいところ!

気に入ったあじさいがあったら、写真も撮りたくなっちゃいますよね。

そして並んでいる100種類のあじさいは、会場に掲示されているこちらのボードから確認することができます。展示されているあじさいには数字が振ってありますので、付き合わせて確認してみてください。なかなかユニークな品種名もあり気になるところ。

がくあじさいもかわいらしいですよね!


マーブル模様というのでしょうか。複数の色を楽しめるあじさいも目を惹きます。


賞を取ったあじさいの展示も行われています。こちらは浅草警察署長賞。立派な青いあじさいですね!

日本堤消防署長省はピンク系統。こちらは葉っぱも青々としていて存在感があります。

薬膳きゅうり汁、ほうろく灸祈祷会
いきいきあじさい祭で楽しめるのは、あじさいだけではないんです!この時期にぴったりな催しもされているんですよ。
一つ目は、薬膳きゅうり汁。こちらなんと社殿横で無料で振る舞われています。薬膳きゅうり汁には「暑気あたりを封じる」力があると伝えられているそうで、暑くなり夏バテしそうなこの時期にはぜひ飲んでみたいものですよね。実際に飲んでみると、意外にもあったかい汁でした。さらに薄葛仕立てでとろみがあり、しょうがが効いている身体に良さそうな味です。出汁は昆布と椎茸だけの精進出汁ということで、優しさが感じられる一杯でした。

二つ目は、ほうろく灸祈祷会。こちらも夏バテに効果があると言われるもので、頭の上でお灸をするという内容。社殿入口で受付していましたので、こちらもチェックしてみてください。

三つ目は、甘茶香。甘茶とはお釈迦さまの誕生日である4月8日に行われる花祭りで出されるものですが、甘茶はなんとあじさいから作られるお茶なんだそうです。甘茶あじさいという品種だそうですが、こちらからお線香を作り炊いているのがこちらの香炉とのことです。厄難除けや病難除けの力がその香りにはあるとのことですので、ぜひ浴びていきたいですね。

ステージショーやキッチンカーも
社殿前にはステージが設置されていて、こちらでは定期的にショーが開催されています。演歌に民謡、ダンスに盆踊り等、様々なコンテンツが披露されるので注目です。


会場のボードにステージスケジュールの記載がありましたので、こちらもご参照ください。

また境内出てすぐには、キッチンカーの出店もありました。焼きそばや焼き鳥等が提供されていましたので、お腹が空いたらこちらを覗いてみるのも良いかもしれません。

長國寺へのアクセス
・東京メトロ日比谷線 入谷駅3番出口から徒歩11分
・つくばエクスプレス 浅草駅A出口より徒歩13分
・JR山手線、京浜東北線 鶯谷駅南口より徒歩21分
・東京メトロ銀座線、都営浅草線 浅草駅6番出口より徒歩24分
浅草、長國寺で今日明日と開催されている「いきいきあじさい祭」。明日16日は10:00-16:00で実施されていますので、ぜひあじさいを楽しみに来てみてください!

※お祭りの詳細はお祭りのホームページも合わせてご確認ください。
https://www.otorisama.jp/ikiiki-ajisai/
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