入谷・小野照崎神社のお祭り
東京都台東区の北部に位置する入谷。夏には入谷朝顔まつりが開かれる等、下町の風情を今に伝える地域です。こちらに鎮座されているのが、「小野照崎神社」。神社名にもつながる平安時代の歌人、小野篁(おの の たかむら)を祭神としている神社で、その創建は852年と伝わっています。
この小野照崎神社では、毎年5月19日に近い土・日曜日に大祭が開催され、2024年は正に5月19日(日)にお神輿の連合渡御が行われるとのことで現地へと行ってきました。その大祭の様子をご紹介していきます!
※2025年は5月16日から18日にかけて大祭が開催され、18日に「神幸祭(神輿渡御)」を予定しています。

5年ぶりの連合渡御
コロナ禍の影響もあり、実に5年ぶりの開催となったお神輿の連合渡御。17ヶ町から連なるお神輿が12時頃に神社へ集合するということでやってくると、早速お神輿が元気よく渡御していました!

かなり盛り上がっております!こちらは入谷光和町会さんのお神輿です。紫の飾り紐がかっこいいですね。

続いては、坂本二丁目町会さん。お神輿にぐるっと提灯を付けての登場です。

左右にお神輿を揺らしながら進んでくる姿がいいですねえ。一本締めまで動画でどうぞ!
北上野町会さんも、神社前ですごい活気!

お次の北上野二丁目町会さんは、女性の神輿責任者が拍子木を叩きます。

こちらが最後に到着のお神輿となりました。
木遣りと三本締めに魅せられる
17ヶ町による連合渡御が鳥居前へと集結すると、祭典がはじまりました。

神職の方によるお祓いや祝詞奏上が行われていきます。この厳かな雰囲気が良いですね。

祭典の最後には、木槍りの奉納と三本締めも。祭り好きにたまらない瞬間です!
各町会へ還るお神輿
祭典が終わると、再びお神輿が担がれ各町会へと帰還していきます。まずは鳥居前へと進みご挨拶。

サシ上げられる場面もありました。

帰路も威勢良く進んでいきます!
グルメや遊べる露店も立ち並ぶ
小野照崎神社の参道や境内には、たくさんの露店が立ち並ぶのも魅力なんです。お好み焼きや焼きそばと言った定番のお祭りグルメを提供するお店から、大人に嬉しい焼き鳥やいか焼きを売るお店までありますよ。

子どもたちがあちこちで楽しんでいるのも小野照崎神社のお祭りの特徴かもしれません。遊べる露店も多く、射的は熱中しちゃいそうですね。

また境内では本社神輿の展示も行われていました。こちらは三年に一度の本祭で渡御しますので必見ですよ!

小野照崎神社へのアクセス
・東京メトロ日比谷線「入谷駅」4番出口より徒歩3分
・JR山手線「鶯谷駅」南口より徒歩7分
・JR各線「上野駅」入谷口より徒歩14分
下町入谷、小野照崎神社大祭。祭りの熱気と下町の人情が感じられるお祭りです。お神輿の威勢の良い掛け声や木遣りの声。子どもたちの笑顔と、どれを取っても味わい深いものがありました。毎年5月に開催されていますので、ぜひこの賑わいを体感しに来てみてください!
※詳しい情報は小野照崎神社ホームページも合わせてご確認ください。
5月は下町でお祭りが続きます!ぜひこちらもご覧ください!
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