愛宕神社の千日詣り・ほおづき縁日で出世の石段を上る!港区の夏の風物詩

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港区の愛宕神社

東京都港区愛宕の地に、東京23区内で最高峰を誇る標高25.7mの愛宕山があります。この愛宕山の頂上にあるのが、江戸幕府初代将軍である徳川家康によって1603年(慶長8年)に創建された愛宕神社です。愛宕神社は江戸の防火の神様として建てられ、主祭神には火の神様である火産霊命(ほむすびのみこと)が祀られています。

愛宕神社

徳川家ゆかりの神社ということで、境内各所に徳川家の家紋である三つ葉葵の紋所が記されているのも見どころです。

愛宕神社

この愛宕神社で毎年6月23、24日の二日間に開催されているお祭りがあります。その名も「愛宕の千日詣り・ほおづき縁日」。2024年は境内整備が終わったばかりの新しい境内で開催されるということで、そのお祭りの様子を見ていってみましょう!

愛宕神社

出世の石段を上る

愛宕の千日詣り・ほおづき縁日が開催されている、愛宕神社の鳥居前へとやってきました。愛宕神社といえば有名なのが「出世の石段」。標高25.7mの愛宕山を一気に真っ直ぐ上る86段の階段です。傾斜は約40度もあるというので、目の前に行くとかなりの急勾配を感じられます。

愛宕神社

出世の石段の由来は、講談の「寛永三馬術」に登場する「曲垣平九郎」の話に因むそうです。さあ、石段を上ってお祭りの会場を目指しましょう。

愛宕神社

石段を上り切ると、右手にほおづき縁日の会場が広がっていました。提灯も掲げられ、お祭りの雰囲気で良いですね!

愛宕神社

奥までたくさんのほおづきの鉢が並んでいて圧巻。お気に入りのほおづきを探してみましょう。

愛宕神社

全体的に、青々としたほおづきが多かったです。お家に持ち帰ってから、橙色に変化するほおづきの様子を楽しめそうですね。

愛宕神社

よく見ると、たくさんの実(正式にはガク。袋状のガクの中に実が入っています)がついています。

愛宕神社

こんな大粒の実も。

愛宕神社

一部色付いているものもありました!

愛宕神社

まるで提灯の明かりのような、この橙色が良いですよね!

愛宕神社

茅の輪やあじさいも楽しめる

6月30日は夏越大祓の日ですが、社殿前には茅の輪が設置されています。茅の輪をくぐって、2024年上半期の穢れを清めていきたいですね。なおほおづき縁日の二日間は千日詣りとも言い、茅の輪をくぐると千日分のご利益がいただけるんだそうですよ。

愛宕神社

また例年、千日詣り・ほおづき縁日が開催されているこの時期は、愛宕神社境内に植えられたあじさいが見頃を迎えています。今年も綺麗な花を咲かせていました!

愛宕神社
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境内各所で美しく咲いていて必見です。

愛宕神社

境内整備を終えたばかりの愛宕神社ですが、白壁の特徴的な山の上の茶屋がオープンしていました!愛宕山山頂での憩いの場になりそうですね。

愛宕神社

放送のふるさと

愛宕神社のすぐ隣には、NHK放送博物館があります。なぜこんな場所にNHKがと思われるかもしれませんが、実は愛宕山は日本におけるラジオ放送の電波がはじめて発信された地なんです!そのため放送のふるさととして、博物館が置かれています。ぜひ、お祭りと合わせてお立ち寄りください。

愛宕神社

愛宕神社へのアクセス

・東京メトロ日比谷線 神谷町駅、虎ノ門ヒルズ駅より徒歩5分

・東京メトロ銀座線 虎ノ門駅より徒歩8分

・都営三田線 御成門駅より徒歩8分

夏の風物詩であるほおづき縁日。そして茅の輪くぐりやあじさい、出世の石段と見どころ満点の愛宕神社。ぜひ来てみてください!

※お祭りの詳細は山王祭のホームページも合わせてご確認ください
https://www.atago-jinja.com/

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この記事を書いた人

1991年、仙台生まれ。埼玉育ちの祭り好き。お祭りライターの髙橋佑馬(ゆまた)です。
山車・屋台が出て、お囃子を奏で合うお祭りが特に好き。お神輿が川や海に突っ込む、蘇民祭のような東北特有のお祭りも好みます。取材お祭り件数は400以上。 福島、埼玉、東京、愛知、三重、大分に居住経験あり。趣味は温泉・居酒屋巡り。ホヤ好き。日本の食文化も広めます。
お仕事(撮影、ライティング等)の相談はお問合せからご連絡ください。

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