山王祭の神幸行列が6年ぶりに東京の町々を練り歩く!神輿に象に見所満点

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6年ぶりの神幸行列

コロナ禍を経て、6年ぶりの開催となり話題になった日枝神社山王祭神幸行列。古式装束に身を包んだ約500名もの方々が、まるで時代絵巻かのような行列で東京都心を練り進むお祭りです。通常は2年に1度行われていますが、今回は2018年以来の待望の開催となりました。

日枝神社
日枝神社の山王鳥居

また山王祭は江戸三大祭りの一つに数えられ、別名「天下祭」とも呼ばれているお祭りです。その別名の由来となったのは、江戸時代に徳川将軍家の上覧が行われたことから。三代将軍の徳川家光の時代からはじまり、お神輿が江戸城内に入るものだったんですよ。この歴史ある神幸行列ですが、2024年は6月7日に実施されました。それでは今年のお祭りの様子を見ていってみましょう!

時代絵巻が300m続く

12時半頃に皇居前の広場へとやってくると、坂下門から東京駅方面へと行列が登場しました!朝7時45分頃に日枝神社を出発した行列が麹町や四谷等の皇居西側のエリアを経て、これからは皇居の東側へと進んでいきます。

山王祭

先頭集団には鳳凰の乗せられた山車が進んでいますよ。

山王祭

白馬の姿もありますね。沿道から写真を撮っている方も多くいました。

山王祭

真っ赤な面の猿田彦の姿も。行列の道案内をしていきますよ。

山王祭

オレンジが特徴的な、菅蓋(かんがい)も存在感を見せます。

山王祭

巫女の皆さまも一行の中に。まだまだ行列は続きますが、約300mもあるのでバラエティに富んでいますね。後方には錦の御旗も並んでいました。

山王祭

そして現れたのは鳳輦です!鳳輦二基、宮神輿一基が並んで向かってきます。

山王祭

こちらが彩色豊かな一基目の鳳輦です!

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続けて煌びやかな二基目の鳳輦。どちらも担ぎ手の黄色の装束が目を惹きます。

山王祭

最後に続くのは宮神輿。こちらは白装束の皆さまが担ぎます。

山王祭

特徴的な花山車、象山車、干支山車

約300mの神幸行列のラストスパートには、一際異彩を放つ存在がやってくるのです。その一つ目がこちらの花山車!カラフルな造花で作られた山車で抜群の存在感を誇ります。

山王祭

二つ目は象山車!こちらもなかなかの存在感を放っていますよね。象山車は今回初登場ということで、沿道の見物客を湧かせていました。

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三つ目は干支山車!今年は辰年ということでこちらが登場。なんだかかわいらしいお顔をしていますね。

山王祭

そうこうしているうちに、東京駅へと真っ直ぐに向かっていく行列。絵になりますね。

山王祭

鳳輦、宮神輿も東京駅へ向かっていきます。この威風堂々とした姿がかっこいいです!

山王祭

日本橋、銀座を盛り上げる

神幸行列が15時過ぎに日本橋へと現れました。日本橋高島屋の店舗前では、行列の姿を一目見ようとたくさんの見物客が集まっています。

山王祭
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お囃子も鳴り響き、これは盛り上がる沿道の皆さま!

行列はそのまま京橋を経て、銀座方面へ。高級ブランド店が並ぶ通りを時代絵巻が彩る光景は、時代を超えたコラボレーションと言えるかもしれません。

山王祭

銀座のランドマーク、和光の前も賑わせます!鳳輦と和光の建物との対比が美しいですね。

山王祭

宮神輿も通過しました!この瞬間を待ち侘びている見物客の方も沿道に詰めかけていました。

山王祭

花山車や象山車ももちろんやってきますよ。はじめてこの姿を見る方々からは「おおーっ」と驚きの声も上がります。

6年ぶりの日枝神社の山王祭、神幸行列。盛大な開催となりました。次回の二年後、2026年の開催も待ち遠しいですね!

※お祭りの詳細は山王祭のホームページも合わせてご確認ください
 https://www.tenkamatsuri.jp/

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この記事を書いた人

1991年、仙台生まれ。埼玉育ちの祭り好き。お祭りライターの髙橋佑馬(ゆまた)です。
山車・屋台が出て、お囃子を奏で合うお祭りが特に好き。お神輿が川や海に突っ込む、蘇民祭のような東北特有のお祭りも好みます。取材お祭り件数は400以上。 福島、埼玉、東京、愛知、三重、大分に居住経験あり。趣味は温泉・居酒屋巡り。ホヤ好き。日本の食文化も広めます。
お仕事(撮影、ライティング等)の相談はお問合せからご連絡ください。

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