青梅大祭2025!山車が集い、響くお囃子。夕暮れの「ひっかわせ」に息をのむ

青梅大祭 日本旅
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青梅大祭とは?

東京都の北西部に位置する青梅市。こちらで毎年5月2日・3日の二日間で開催されているお祭りがあります。「青梅大祭(おうめたいさい)」です!

青梅大祭

このお祭りの歴史は戦国時代の1513年(永正10年)にまでさかのぼります。旧青梅村の総鎮守であり、1369年(応安2年)に創建された住吉神社の拝殿を改修して祭礼を行ったことからはじまったと言われ、500年以上に渡って続いてきているんです。

青梅住吉神社
住吉神社の鳥居。青梅大祭の開催に合わせてのぼりが掲げられている。

青梅大祭の見どころとなるのは各町内から繰り出される豪華な彫刻と装飾が施された「山車(だし)」。計12台の山車が登場し、笛・太鼓・鉦(かね)からなるお囃子の音色とともに旧青梅街道を巡行する様子は見るものを惹きつけます。

その中でも最大の見どころは、山車同士が交差点などで対面しお囃子を競り合う「ひっかわせ」!山車の上からお囃子を奏でる地元の方々の熱気と迫力は周りの観光客をも巻き込み、青梅の街全体が一体となって盛り上がる瞬間です。

では、その「ひっかわせ」を体感してきましたので、ここからは昨日の青梅大祭の様子をご紹介していきます!

交差点でのひっかわせ

お祭り当日の青梅へとやってきました。時刻は16時半頃、これまで青梅駅方面に集まっていた山車が、旧青梅街道の方へ移動をしている時間のようです。

「青梅駅前」交差点にやってくると、山車がいました!こちらは「滝ノ上町」の山車で、お囃子と共に賑やかな舞がされていますよ。

青梅大祭

続いては「西分町」。妙見菩薩にちなんだ黒塗りが特徴的な山車です。青梅駅前交差点に続々と山車が集まってきているようですね。

青梅大祭

と思って見ていたら、急に山車が近づきあってはじまりました。「ひっかわせ」です!

青梅大祭

奥の「本町」が迎え撃つ、といった形でお囃子が競り合わせられています。これは迫力満点ですね!

青梅大祭

ひょっとこも出てきて踊ります。

青梅大祭

それに応戦する「勝沼町」の金頭の獅子舞。こちらの山車は龍等の木彫りが見事です。

青梅大祭

「大柳町」からは、鳥??なんとも愛らしい顔をしていますね。

青梅大祭

お囃子の競り合いもピークに達したところで引き別れのようです。この後は、旧青梅街道を東西に分かれて進んで行きました。

青梅大祭

提灯に明かりが灯り最高潮に

先ほどの青梅駅交差点から西へ300m程進んだ場所にある「青梅市文化交流センター」交差点。こちらでも「ひっかわせ」が行われるようで、続々と山車が集結してきています。

時間は17時半過ぎ。日も傾きはじめ、山車に付けられた提灯には火が灯りました!

青梅大祭

次々に交差点に到着する山車。旧青梅街道沿いはレトロな建物が並び、雰囲気がありますね。

青梅大祭

さあ、はじまります。ひっかわせ!今度は7町同時に向かい合っていますよ。

青梅大祭

もっと近づこうと、勢いよく前に出る山車。

青梅大祭
青梅大祭

ぎゅっと山車同士が近づいて競り合われるお囃子は迫力がありますね!

青梅大祭

小さいお子さんも団扇を振って盛り上げます!

青梅大祭

最高潮に盛り上がったところで再びの引き別れ。各々で旧青梅街道を練っていきます。

夕日に照らされた山車が美しいですね!

青梅大祭

「宮本」の山車もやってきました。後方には交差点に残った山車の姿も見えます。

青梅大祭

西日を浴びながら進んでいく山車。

青梅大祭

街道に山車が連なる景色が良いですね。

青梅大祭

途中で2町の山車が横並びになり、お囃子を競り合う場面も。

青梅大祭

「本町」と「西分町」でも競り合います!

暗くなりはじめてからの山車はどこか艶やかさを感じるものですね。

青梅大祭

お店の灯りと山車の共演もありました。

青梅大祭

露店の並ぶ通りを獅子舞が盛り上げます。

青梅大祭

すっかり暗くなり、青梅大祭はいよいよクライマックスへ。2町が向かい合って、至近距離での「ひっかわせ」ですよ!

青梅大祭

二日間に渡って開催された青梅大祭もまもなく大詰めです。

青梅大祭

暗くなった旧青梅街道を進み、山車は各町へと帰っていきました。

青梅大祭

居囃子と露店グルメを楽しめる青梅街道

青梅大祭を楽しむ方法の一つに、居囃子(いばやし)を巡るというものがあります。居囃子は旧青梅街道筋に設置されたお囃子を披露してくれる場所で、10ヶ所に設置されていました。

こちらがその居囃子の様子です。

青梅大祭

子どもが活躍している所も多くあり必見!おかめや白狐になっていました。

青梅大祭
青梅大祭

沿道のお子さんを楽しませてくれる居囃子も。釣竿の先にはお菓子が付いていて、喜んで子ども達が釣られていました!

青梅大祭
青梅大祭

もう一つの楽しみ方は、お祭りグルメ!お祭りに来たら屋台でいろいろ買って食べ歩きたい所ですよね。青梅大祭ではなんと約400店もの屋台が出ているんですよ。

屋台が出ているのは山車が通る旧青梅街道沿い。こんな感じでずらっと屋台が連なっています。

青梅大祭

他にも空き地スペース等に並んでいました。こちらは住吉神社の鳥居横のスペースです。

青梅大祭

定番のお好み焼きや焼きそば、たこ焼き等をはじめ、たくさんのお祭りグルメが提供されていました。

青梅大祭

大人に嬉しいビールやアルコール類を販売する屋台もあり、それに合わせるかのようにおつまみに最適な串物を売るお店も複数出店。これはたまらないですね。

青梅大祭

つつじが満開の住吉神社に参拝

お祭りを楽しんだら、ぜひ青梅駅から徒歩5分程で到着できる住吉神社へのご挨拶を。

鳥居の前に到着。なかなかの急階段ですが、たくさんの方がお祭りに合わせて住吉神社を訪れていました。

青梅住吉神社

ちょうどつつじが満開の時期を迎え、参道の階段を彩ってくれています。

青梅住吉神社

社殿前にも大勢の方が。お詣りを行いましょう。

青梅大祭

お詣りを済ませたら、ご褒美ではないですがこのような青梅の街並みを見渡せる景色を楽しむこともできますよ。

青梅大祭

青梅へのアクセス

・新宿駅からJR中央線快速(青梅行)で約70分

・八王子駅からJR八高線、JR青梅線快速を経由して約40分

・立川駅からJR青梅線快速で約30分

青梅駅

毎年5月2日・3日の2日間で開催される「青梅大祭」。旧青梅街道を行き交う山車の姿、そして「ひっかわせ」は必見です。また東京近郊でアクセスしやすく、グルメ屋台も多く出店する山車祭りの中でも、青梅大祭は特におすすめ。ぜひ青梅大祭を味わいに来てみてください!

※お祭りの情報は青梅大祭オフィシャルホームページもご確認ください

青梅大祭オフィシャルホームページ

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この記事を書いた人

1991年、仙台生まれ。埼玉育ちの祭り好き。お祭りライターの髙橋佑馬(ゆまた)です。
山車・屋台が出て、お囃子を奏で合うお祭りが特に好き。お神輿が川や海に突っ込む、蘇民祭のような東北特有のお祭りも好みます。取材お祭り件数は400以上。 福島、埼玉、東京、愛知、三重、大分に居住経験あり。趣味は温泉・居酒屋巡り。ホヤ好き。日本の食文化も広めます。
お仕事(撮影、ライティング等)の相談はお問合せからご連絡ください。

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