ストリートグルメの宝庫
汕頭はストリートグルメが有名な街だ。街のあちこちに屋台が並び、地元の人々や観光客で賑わう。

その中でも名物として知られているものの一つに「蚵仔煎(オアチエン)」がある。蚵仔煎は日本語に訳すならば、牡蠣オムレツといったところだろうか。「蚵」が牡蠣を、「仔煎」がオムレツを意味している。
海に面した街らしく、シーフードが名物というのは想像がつくものだが、どこかしこにも「蚵仔煎」の文字が掲げられているのは、それだけ地元で愛される料理なのだろう。
汕頭老街を歩くと、地元のお姉さん達で賑わう屋台が一軒あった。食欲をそそる香ばしい匂いが漂い、鉄板からはジュージューと何かが焼ける音が聞こえてくる。この雰囲気、地元の人が選ぶお店に間違いはない。
「よし、ここで食べてみよう!」

名物の蚵仔煎(オアチエン)
屋台の前に立ち「一つください」と店主のおじさんに頼むと、合点承知と言った目線で合図を返してくれて、早速調理がはじまった。
まずは鉄板に牡蠣を乗せていく。これでもかとたくさん牡蠣を鉄板へ乗せてくれるので嬉しくなる。ジューっと鳴り響く牡蠣の焼ける音が心地よい。この音が増してきたところで生地を投入。卵多めの黄色い生地が牡蠣と共に焼かれていく。
ぐつぐつと生地が湯立ち固まってくる。その間も牡蠣はプリプリの顔を覗かせている。焼き加減を見ながら店主はヘラを使い上手に形を整えていく。これは完成が楽しみだ。

それにしてもこの牡蠣オムレツ、かなり大きい。鉄板の上なのでいまいち大きさがわかっていなかったが、直径30cmはあるだろうか。豪快なサイズに圧倒されつつこのまま食べるのは大変だぞと思っていたら、できあがりを食べやすいサイズにカットしてくれた。優しいサービスがありがたい。
こちらが完成した「蚵仔煎」。辛味ソースを添えてくれて、これを付けて食べるのが地元流とのこと。見ているだけで食欲がどんどん湧いてくる。

まずはそのまま一口。
「うまい!」ジューシーな牡蠣の旨みに熱せられた香ばしい生地がマッチしているのだ。オムレツというよりも、牡蠣のお好み焼きといった方が日本人にはイメージしやすい味かもしれない。

次に辛味ソースをつけて食べてみた。ピリッとした辛さがアクセントになり、牡蠣の旨みと卵の風味がより際立つ。これはクセになる味だ。

「蚵仔煎」、名物になるのも頷ける味であった。店主が満面の笑みで提供してくれたのも理解できる。「汕頭銘小吟」と謳われる「蚵仔煎」、ぜひ汕頭へ訪れたら食べて欲しい味だ。
まだある汕頭グルメ
汕頭老街ではまだまだ様々なグルメを楽しむことができる。蚵仔煎を食べた国平路を中心に、沿道の店舗や屋台で地元グルメの潮汕名物が並んでいて魅力的だ。


まずは粽(ちまき)だ。日本だと端午の節句(こどもの日)に合わせて食べるイメージがあるが、汕頭ではこのように店頭で販売されている。

続いては月餅。テイクアウトで食べるには手軽で良さそうだ。

お次は腐乳鶏翅。こちらは汕頭名物の一つで、腐乳という豆腐を発酵させて作ったものに鶏を漬け込んで作った唐揚げのようなものである。

こちらも汕頭の名物の无米粿と豆干。お惣菜感覚で楽しめ、ビールに合いそうだ。

夜間ライトアップ
国平路は夜間になるとライトアップがされるのも見どころだ。小公園の中山記念亭のライトアップも合わせて注目ポイントである。

通りの上部には灯りの飾りも付けられていた。

蚵仔煎を食べた「老牌蚝烙」の前あたりはこんな感じ。屋台のお店も出て飲食だけでなく雑貨のショッピングも楽しめる。

店舗情報
蚵仔煎を販売する「老牌蚝烙」は国平路にあるので、以下の地図の通りで探してみてください!
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